| By Ja Ja Ja

Mr. Sillaインタビュー

Mr Silla

Mr. Sillaインタビュー (Click here to read the English interview)

今回、「JA JA JA – A Nordic Music Affair – Presented by Hokuo Music Night」に出演が決まったアイスランドの女性ミュージシャン、Mr. SillaにJA JA JAでは以前インタビューを行っていました。彼女の事を知っている方も、知らない方も是非一読を!

あなたの事を今回初めて知る人達もいるかもしれませんので、自己紹介をお願いします。

私の名前はSilla。アイスランド生まれのミュージシャンで、ヴィジュアル・アーティストでもあるわ。基本的には私一人で活動しているのだけど、人に楽曲を提供もしているわ。

昨年、待望のMr. Silla名義でのデビュー・アルバムをリリースされましたが、今回のアルバム制作の事についてお聞きしたいのですが、いつどこでレコーディングを行ったのでしょうか?あと、今回のアルバムを作るにあたって、何かテーマやコンセプトなどはあったのでしょうか?

今回のアルバムは個人的に起こった、ある人との別れの後にリリースされたものだったんだけど、テーマはその状況によって変化するものなので、ひとつに絞って話のはなかなか難しい事だわ。人生を変える様な大きな出来事があった場合は特にね。

アルバムの楽曲を作るにあたって1年間ほど費やしたの。個人的には人との別れがあったけど、特にテーマを決めて制作をしていた訳じゃなかったの。でも、改めて振り返ってみると、多かれ少なかれ「まだ愛している人を失った悲しみ」が楽曲に現れていると思うわ。勿論、それ以外にも森の中のバーの事や、パフォーマンスする事への愛の事も歌っているわ。

私の音楽はシンセサイザーとサンプラーをベースに作り上げているの。以前はギターをメインにして作っていたんだけど、今のスタイルに変えてすごく楽しんでいるわ。2014年の終わりに友人やプロデューサーのMike Lindseyと作業する為にロンドンを訪れたの。Mikeはプロデューサーとしてとても優れた人で、アーティストに遊び場を与えて楽しませてくれる様な仕事をしてくれるし、そこで生まれたものを上手く作品に仕上げてくれるの。

アルバムは全体にエレクトロニックな感触ではあるけれど、プログラミングには頼らずに全部スタジオで演奏する様にしたわ。彼は私とのレコーディングの後にLow Roar、Teitur Magnússon、Cheek Mountain Thiefといったアイスランドに所縁のあるアーティストとの仕事が控えていたんだけど、私との作業も自然な流れだったと言えるわね。

あなたはMúmに参加している事でも知られていますが、なぜ今回ソロ・アルバムをリリースしようと思ったのですか?

ソロ活動に関しては、その時によって形態は異なれど、これまでもずっと行ってきたわ。Múmでの活動が一時的に休みに入る事が決まった時に、今こそソロ活動に集中する時なんじゃないかと思ったの。アルバムは割と短期間で完成出来たから、あの時の判断は正しかったんだと思うわ。心の準備も出来ていたし、自分自身もそのタイミングを待ちわびていたんだと思うわ。

アルバム収録曲のなかでも”Breathe”が特に印象に残ったのですが、この曲には何か特別なストーリーが込められているのでしょうか?

この曲にストーリーがあるとすれば「傷心」、いや、どちらかと言うと「心の痛み」ってところかしら。これは自分のパートナーと共通点が見つからなくて疲れ果てている事を歌っているの。一瞬の間でも良いから、共通点を見出せる瞬間を求めているの。この曲にはHaukur Morthensという私の大好きなアイスランド人歌手の1959年の曲のサンプリングを使っているの。頭のほんの少しの部分だけなんだけど、それを使って1曲完成させたのよ。

この”Breathe”のミュージック・ビデオは昨年のNordic Music Video Awardでもノミネートされていましたが、このビデオを作るまでの流れを教えて貰えますか

このビデオは同郷のThora Hilmarsdottirという映像ディレクターと一緒に作った物なんだけど、アルバムの制作中から彼女とはコラボレーションしようと決めていたの。初めて打ち合わせをした時に分かったんだけど、私達は2人とも暴力的な感じの映像にどこか惹かれるという共通点があったの。

このビデオで私達は2人の女性による、ある種の権力闘争の様なものを描きたかったの。ジェンダー的な要素を一切入れない、ただ生き残る為の戦いの姿をね。撮影はとても楽しかったわ。映像のリアルさを追求する為に、撮影前にレイキャビクにある格闘技ジムで投げ技やパンチの打ち方を教えて貰ったりしたの。私もThoraも出来上がった映像には満足しているわ。

昨年、あなたは同郷のSóleyとツアーに出ていたようですが、そのツアーに関して何かエピソードがあれば教えてください。

ええ、Sóleyとのツアーは本当に楽しかったわ。彼女のファンが私の音楽も受け入れてくれたのもとても嬉しかったわ。音楽的には2人ともタイプが異なっていたけど、最高の組み合わせだったし、ツアーで色々な人達と出会えて良かったわ。

ツアーでの一番の思い出はSóleyのバンド・メンバー達とライブ後に楽屋で大騒ぎをした事ね。私達が若い頃に聴いていたLimp BizkitやKorn、Prodigyを大きな音で掛けて、ヘッドバンギングして、ソファの上を跳ね回ったりしたの。大笑いして、ヘッドバンギングして最高だったけど、翌日お腹と首が筋肉痛になっちゃったわ。

あなたが音楽を作る上でのインスピレーションは何ですか?

インスピレーションはいつも思いがけない場所でやってくるの。私の場合、友達とのおしゃべりの中でインスピレーションを受ける事がよくあるの。誰かの音楽からも受ける事はあるけど、私が「楽曲制作モード」に入っていたら人の音楽は聴かないわ。おかしな感じに聞こえるかもしれないけど、事実よ。

では、今後の予定を聞かせてもらえますか?

とにかくライブをする予定よ。私はライブをするのが大好きなの。あと、新作のビデオも作って、新曲も作る予定よ。楽曲制作はいつもやっているけどね。

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